リカレントのキャリアコンサルタント養成講座は、令和6年度の公的な指定講座データで「目標資格の取得率」83.1%、ライブ通信講座は80.9%と確認されています。ただし、この数字は講座に入った人全員を分母にした割合ではなく、受験者を分母にした数値です。さらに、リカレント公式が訴求する「合格者数No.1」と「合格率」は別物なので、数字の意味を分けて見る必要があります。
講座選びで失敗しないためには、合格率の高さだけでなく、入講者のうち実際に合格まで進んだ割合、学費総額、受講形式、試験対策が基本料金にどこまで含まれるかまで比べることが重要です。この記事では、リカレントと日本マンパワーを同じ基準で比較し、「自分ならどちらを選ぶべきか」まで判断できるように整理します。
日本マンパワーは、一般受講料396,000円(税込・教材費込、入学金なし)で、通信教育とスクーリングを組み合わせて5か月で学ぶ講座です。費用総額を抑えながら、国家資格に加えてCDA資格も視野に入れたい人には有力な比較候補になります。一方、リカレントの通常講座に含まれる学科理論・論述対策まで一体で受けたい人は、価格差だけで決めず内容を比べてください。
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日本マンパワーが気になっている方は、いきなり受講を決めるのではなく、まず説明会で講座内容や受講スケジュールを確認しておくのがおすすめです。
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※情報確認日:2026年10月5日
この記事を読んでわかること
- 令和6年度のリカレントの目標資格取得率は通常講座83.1%、ライブ通信講座80.9%である
- 83.1%は「入講者全員の合格率」ではなく、受験者を分母にした数字なので読み方に注意が必要である
- 入講者ベースで計算すると、リカレント通常講座71.4%、ライブ通信67.1%、日本マンパワー67.9%になる
- 日本マンパワーの令和6年度の目標資格取得率は81.3%で、リカレントのどのコースと比べるかで優劣が変わる
- 合格率だけでなく、学費・受講形式・試験対策・CDA資格まで含めると、自分に合う講座を判断しやすくなる
リカレントのキャリアコンサルタント合格率は80.9〜83.1%
令和6年度の指定講座データでは、リカレントの通常の「キャリアコンサルタント養成講座」の目標資格取得率は83.1%、ライブ通信講座は80.9%です。
ここで最初に押さえたいのは、「リカレント」という学校名だけで1つの合格率が決まるわけではない点です。受講するコースによって受講者数・受験者数・合格者数が別に集計されるため、「リカレントの合格率は何%?」という質問には、どの講座の数字かを明示して答える必要があります。
通常の養成講座は597人合格・目標資格取得率83.1%
令和6年度のデータでは、リカレントの通常の養成講座は入講者836人、受験者718人、合格者597人とされています。受験者718人のうち597人が資格を取得したため、目標資格取得率は83.1%です。
| 項目 | リカレント養成講座 |
|---|---|
| 入講者 | 836人 |
| 受験者 | 718人 |
| 合格者 | 597人 |
| 目標資格取得率 | 83.1% |
| 入講者ベースの合格到達率 | 71.4%(597÷836) |
83.1%だけを見るとかなり高く見えますが、入講した836人を分母にすると597人の合格は71.4%です。これは「途中で受験しなかった人も含めたらどう見えるか」を確認するための補助指標であり、公表されている目標資格取得率そのものとは別に考えてください。
ライブ通信講座は795人合格・目標資格取得率80.9%
リカレントのライブ通信講座は、令和6年度の入講者1,185人、受験者983人、合格者795人で、目標資格取得率は80.9%です。入講者を分母にすると67.1%になります。
通常講座83.1%とライブ通信80.9%には2.2ポイントの差があります。しかし、この数字だけで授業方式の優劣を断定することはできません。受講者の属性、学習時間、受験時期、途中離脱などの条件が同一とは限らないためです。合格率は「講座選びの1材料」とし、自分が続けやすい形式かどうかも同じくらい重視しましょう。
リカレント公式の「合格者数No.1」は合格率No.1という意味ではない
リカレント公式サイトでは、スクール別年間合格者数実績について4年連続No.1のニュースが掲載されています。これは「何人合格したか」を示す実績であり、「受験者のうち何%が合格したか」という合格率の順位ではありません。

受講者数の多いスクールは合格者数も増えやすいため、「合格者数No.1だから自分も最も合格しやすい」とは限りません。反対に、合格率だけが高い少人数講座も、人数が少なければ年度ごとの振れ幅が大きくなります。スクールの実績を見るときは、合格者数・受験者数・入講者数をセットで確認するのが安全です。
なお、リカレント公式の一般向けページでは「合格実績」の訴求は確認できますが、令和6年度の83.1%という割合を自社の代表値として前面に掲げているわけではありません。本記事の83.1%・80.9%は、厚生労働大臣指定教育訓練講座の実績として流通している令和6年度データを、分母と分子まで確認したうえで扱っています。「リカレント公式が83.1%と発表している」と読み替えないようにしてください。
リカレントと同じ土俵で比較するなら、日本マンパワーも候補に入ります。令和6年度の目標資格取得率は81.3%で、一般受講料は396,000円(税込・教材費込、入学金なし)です。合格率だけで数ポイントを追うより、続けやすい受講形式と総額まで並べると判断しやすくなります。
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83.1%だけで決めない|合格率は3つの分母で見る
キャリアコンサルタント養成講座の数字を比較するときは、「受験者ベース」「入講者ベース」「合格者数」の3つを分けて見るのがおすすめです。同じ597人合格という結果でも、どの人数を分母にするかで読者が受ける印象は変わります。
受験者ベースは「試験まで進んだ人の取得率」
一般に講座比較で紹介される83.1%や81.3%は、受験した人のうち目標資格を取得した人の割合です。試験まで進んだ受講者が、最終的にどの程度結果を出したかを見るには有用です。
一方で、入講したものの修了できなかった人、修了後すぐには受験しなかった人などは分母に入りません。そのため、この数字を「申し込めば8割以上が合格する」と表現するのは適切ではありません。
入講者ベースは「申込後に合格までたどり着く割合」を見る補助指標
入講者ベースでは、合格者数を入講者数で割ります。リカレント通常講座は597÷836で71.4%、ライブ通信講座は795÷1,185で67.1%です。日本マンパワーは後述の令和6年度データで1,007÷1,484となり67.9%です。
この比率は厚生労働省が「合格率」として示す指標ではなく、本記事で講座継続から受験・合格までをイメージしやすくするために計算した補助指標です。ただし、受験しなかった理由まではデータから分からないため、「数値が低い=講座の質が低い」と断定してはいけません。
この視点のメリットは、受験者ベースの率だけでは見えにくい「受験まで到達すること」も含めて考えられる点です。働きながら受講する人にとっては、授業の質だけでなく、欠席時の振替、オンライン受講、課題提出の負担、試験まで学習を続けられるスケジュールが結果に影響します。
合格者数はスクール規模と実績を見る指標
合格者数は「多くの合格者を送り出してきた実績」を見るには役立ちます。卒業生ネットワークの広さや、受講者が多いスクールを選びたい人にとっては意味のある数字です。
ただし、合格者数は受講者数が多いほど増えやすいため、個人の合格可能性を直接示しません。逆に合格率は高くても、受験者がごく少ない場合は1人の合否で大きく上下します。「合格者数が多い」「合格率が高い」のどちらか一つでランキングを作らず、母数を確認することが重要です。
リカレントと日本マンパワーの合格率を同じ基準で比較
令和6年度の受験者ベースでは、リカレント通常講座83.1%、日本マンパワー81.3%、リカレントライブ通信80.9%です。「リカレント対日本マンパワー」と学校単位で単純化すると見落としますが、コース単位で比べると日本マンパワーは両者の間に入ります。
| 講座 | 入講者 | 受験者 | 合格者 | 目標資格取得率 | 入講者ベース | 一般料金総額 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| リカレント 養成講座 | 836人 | 718人 | 597人 | 83.1% | 71.4% | 499,400円 |
| リカレント ライブ通信講座 | 1,185人 | 983人 | 795人 | 80.9% | 67.1% | 398,200円 |
| 日本マンパワー 養成講座 | 1,484人 | 1,239人 | 1,007人 | 81.3% | 67.9% | 396,000円 |
料金は2026年10月5日時点で各社公式ページを確認した一般料金です。リカレント通常講座は受講料437,800円、教材費28,600円、入会金33,000円で合計499,400円。ライブ通信講座は受講料360,800円、教材費15,400円、入会金22,000円で合計398,200円。日本マンパワーは396,000円で、公式案内では教材費込み・入学金なしです。
この表から分かるのは、「最も高い合格率だけを選べばよい」という単純な結論ではありません。リカレント通常講座は受験者ベースでも入講者ベースでも3講座の中では高い一方、一般料金は約10万円高くなります。リカレントライブ通信と日本マンパワーは料金が近く、目標資格取得率の差は0.4ポイント、入講者ベースの差は0.8ポイントです。
0.4ポイント程度の差だけから「どちらが合格しやすい」と断言するのは避けるべきです。年度・受講者属性・受験時期などが完全に統制された比較試験ではないためです。料金が近い2講座なら、学習形式やスクーリングの通いやすさ、試験対策の範囲、自分が継続しやすいペースを優先するほうが実用的です。
「日本マンパワー81.3%」も公式サイトの自社公表率として扱わない
日本マンパワーの81.3%も、同社公式サイトが現在のトップページで「当校の合格率81.3%」と大きく公表している数字ではありません。講座比較サイトでは厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システムの令和6年度実績として81.3%が掲載されていますが、出典表記が曖昧な記事もあります。
本記事では、数字だけを一人歩きさせず、入講者1,484人・受験者1,239人・合格者1,007人という対応関係とセットで紹介しています。将来データが更新された場合は、割合だけでなくこの3つの人数も同じ年度のものへ差し替える必要があります。
最新の国家試験合格率とスクール別の率はそのまま比べられない
2026年7月実施の第32回国家資格キャリアコンサルタント試験は、学科54.8%、実技61.7%、学科・実技を同時受験した人の同時合格率45.8%でした。これを見ると「リカレント83.1%は全国平均より30ポイント以上高い」と言いたくなりますが、その比較は慎重に行う必要があります。
| 第32回試験 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 学科試験 | 3,804人 | 2,086人 | 54.8% |
| 実技試験 | 4,434人 | 2,736人 | 61.7% |
| 学科・実技同時受験 | 3,120人 | 1,430人 | 45.8% |
国家試験の54.8%・61.7%・45.8%は「第32回という特定回の試験結果」です。一方、養成講座の目標資格取得率は教育訓練講座の年度実績で、集計期間と対象者の定義が同じではありません。したがって、83.1%と45.8%を引き算して「リカレントなら37.3ポイント合格しやすい」と結論づけることはできません。
比較から言えるのは、キャリアコンサルタント試験は養成講座を修了すれば自動的に合格できる試験ではないことです。第32回では学科と実技を同時に受けた3,120人のうち、両方に合格したのは1,430人でした。講座修了は受験資格を得るルートの一つであり、国家試験の合格そのものとは別です。
学科だけでなく実技対策まで確認する
国家試験は学科試験と実技試験があり、学科は100点満点で70点以上が合格基準です。実技は論述と面接で構成され、合計点だけでなく各区分にも基準があります。知識の暗記だけでなく、論述・ロールプレイ・口頭試問を含めて準備する必要があります。
講座を選ぶときは「養成講座の中で国家試験対策がどこまで組み込まれているか」「修了後の対策は有料オプションか」「面接練習の機会を追加できるか」を確認しましょう。合格率の数ポイント差より、苦手になりそうな試験区分を補える仕組みのほうが、自分の行動には直結します。
リカレントと日本マンパワーは講座内容にも差がある
リカレント通常講座は全60回・150時間を6か月で学び、学科理論マスター・実技論述マスター・総まとめまで講座内に含みます。日本マンパワーは5か月間で、通信教育と12日間のスクーリングを組み合わせる設計です。数字が近い場合は、この学び方の違いが選択の中心になります。
リカレント通常講座は試験対策まで一体で進めたい人向け
リカレントの通常講座は、校舎への通学またはリアルタイムオンラインを選べます。公式カリキュラムには基礎理論、応用実習に加え、学科理論マスター、実技論述マスター、総まとめが含まれています。
「養成課程が終わったあとに、何を追加して勉強すればよいか迷いたくない」「講師とリアルタイムで学ぶ機会を重視したい」という人には分かりやすい構成です。その一方、一般料金総額499,400円は3講座の中で高いため、追加内容に約10万円の差額を払う価値が自分にあるかを考える必要があります。
また、リカレントには「合格保証制度™」がありますが、試験合格そのものを保証する制度ではありません。対象教科を受講し、本試験に不合格だった場合に翌期の対象教科の受講料が免除される仕組みで、出席率80%以上などの条件があり、再登録料6,600円(税込)が必要です。「不合格なら全額返金」と誤解しないようにしましょう。
リカレントライブ通信は録画講義と対面演習を組み合わせたい人向け
ライブ通信講座は、講義部分を収録した映像で学び、カウンセリングの実践授業はスクーリング会場で受講するハイブリッド型です。期間は6か月で、一般料金総額は398,200円です。
平日の決まった時間に講義へ参加しにくい人にとって、理論を自分の時間で進められることはメリットです。一方、実践授業まで完全オンラインで完結する前提ではありません。通えるスクーリング会場と日程を申し込み前に確認してください。
日本マンパワーは396,000円で教材費込み・入学金なし
日本マンパワーは、通信教育(eラーニング)とスクーリングで構成され、現在の公式案内では5か月間、一般受講料396,000円(税込・教材費込、入学金なし)です。スクーリングは通学とオンラインが用意され、振替制度では通学・オンラインを行き来できると案内されています。

国家資格キャリアコンサルタントの受験資格に加え、条件を満たせば日本キャリア開発協会認定のCDA資格も取得できる点も特徴です。資格取得後の継続学習やネットワークも重視するなら、合格率以外の比較軸になります。
一方、国家試験向けの学科模擬試験や実技対策には、別途用意されている試験対策オプションがあります。養成講座本体の料金だけで比較すると安く見えても、自分が追加対策を利用する場合はその費用も含めて予算を考える必要があります。
| 比較項目 | リカレント通常 | リカレントライブ通信 | 日本マンパワー |
|---|---|---|---|
| 期間 | 6か月 | 6か月 | 5か月 |
| 一般料金 | 499,400円 | 398,200円 | 396,000円 |
| 主な学び方 | 通学/リアルタイムオンライン | 録画講義+スクーリング | eラーニング+スクーリング |
| 講座内の試験対策 | 学科理論・実技論述・総まとめを含む | カリキュラム内に学科・論述演習あり | 養成講座に加えて試験対策オプションあり |
| 資格面の特徴 | 国家資格受験資格 | 国家資格受験資格 | 国家資格受験資格+CDA取得も可能 |
結局どっち?条件別におすすめを判断
「合格率が一番高い講座」を機械的に選ぶのではなく、自分が継続できる学び方と、必要な試験対策にお金を払うのが合理的です。令和6年度の実績では3講座の目標資格取得率はいずれも80%台で、特に日本マンパワーとリカレントライブ通信の差は小さいためです。
リカレント通常講座が向いている人
- リアルタイムで講師から学ぶ機会を重視したい
- 学科理論・論述対策・総まとめまで一体で進めたい
- 一般料金が約50万円でも、試験対策込みの構成を優先したい
- 令和6年度の83.1%という受験者ベースの実績を参考にしたい
特に、「自分で試験対策教材を選び足すより、決められたカリキュラムで最後まで走りたい」という人はリカレント通常講座と相性があります。費用差はあるため、説明会では本体料金に含まれる対策と追加料金が必要な対策を具体的に聞いてください。
リカレントライブ通信が向いている人
- 理論講義は好きな時間に録画で進めたい
- ロールプレイなど実践部分はスクーリングで学びたい
- リカレントのカリキュラムを選びつつ、通常講座より総額を抑えたい
ライブ通信の80.9%は日本マンパワー81.3%とほぼ同水準です。0.4ポイントの差より、自宅学習の進めやすさやスクーリング会場へのアクセスを優先したほうが、途中で学習が止まるリスクを減らしやすいでしょう。
日本マンパワーが向いている人
- 一般料金396,000円で教材費・入学金まで含めて予算を把握したい
- 5か月で受験資格取得まで進めたい
- 通学・オンラインの振替など、仕事と両立する柔軟性を重視したい
- 国家資格に加えてCDA資格や資格取得後のネットワークにも魅力を感じる
- 必要に応じて模試や実技対策をオプションで追加する考え方が合う
日本マンパワーは「リカレントより合格率が低いから候補外」とする必要はありません。通常講座との比較では1.8ポイント低い一方、ライブ通信との比較では0.4ポイント高く、一般料金も3講座で最も低い設定です。費用・学び方・CDAまで含めて魅力を感じるなら、十分に合理的な選択肢です。
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日本マンパワーが気になっている方は、いきなり受講を決めるのではなく、まず説明会で講座内容や受講スケジュールを確認しておくのがおすすめです。
受講方法や給付金、試験対策など、公式サイトだけでは判断しにくい点も確認したうえで、他のキャリアコンサルタント養成講座と比較してみてください。
\まずは説明会で講座の内容をチェック/
※説明会の日程・受講料・開講スケジュール・給付金の対象条件などは、公式サイトで最新情報をご確認ください。
合格率を上げたい人が講座選びで確認すべき5項目
養成講座を選んだ後に「思っていた学び方と違った」とならないため、申込前に5項目を確認してください。特に働きながら受講する場合は、講義内容そのものだけでなく、欠席・振替・課題・スクーリングの日程が継続可能性を左右します。
1.合格率の年度・分母・対象コース
「合格率80%以上」だけでは比較材料として不十分です。何年度の実績か、受験者ベースか、入講者ベースか、通常講座か通信講座かを確認します。別年度・別コースの数字を横並びにすると、見かけ上の順位に意味がなくなります。
2.欠席したときに修了できる仕組み
国家資格の受験資格を養成講習ルートで得るには、厚生労働大臣が認定する講習を修了する必要があります。そのため、仕事・育児・体調不良で予定どおり参加できないときの振替制度は重要です。
説明会では「通学からオンラインへ振り替えられるか」「欠席時にどの授業をいつ受け直せるか」「修了期限に間に合わない場合の扱い」を聞いてください。受験者ベースの合格率が高くても、自分が修了・受験まで進めなければ意味がありません。
3.学科・論述・面接のどこまで基本料金に含むか
国家試験は学科だけでは終わりません。養成講座本体に国家試験向け演習が含まれる場合もあれば、修了後に模試や実技対策を追加する設計もあります。
「講座料金が安い=最終的な学習費用も安い」とは限らないため、自分が利用しそうなオプションまで含めて総額を比較しましょう。逆に、独学で十分補える人は、試験対策が厚い高額コースを選ぶ必要がない場合もあります。
4.教育訓練給付制度は自分が対象か
リカレント、日本マンパワーとも専門実践教育訓練給付制度の対象講座を案内しており、日本マンパワー公式では一定条件を満たす場合に受講料の最大80%が給付されると案内しています。ただし、誰でも自動的に80%戻る制度ではありません。
受講開始前の手続き、雇用保険の加入歴、講座修了、資格取得、就職・雇用継続、賃金上昇など支給段階ごとに条件があります。広告の「最大80%」だけで実質負担を決めず、自分の受給資格と対象となる開講回をハローワーク・講座側の最新案内で確認してください。
5.受験する試験団体と実技対策の対応
国家資格キャリアコンサルタント試験は、日本キャリア開発協会(JCDA)とキャリアコンサルティング協議会の2団体が実施しています。養成講座を日本マンパワーで受けたからといって、必ずJCDAでしか受験できないということではありません。
ただし、日本マンパワーの公式案内では実技試験対策講座はJCDAで国家試験を受験する人向けとされています。どちらの試験団体を選ぶか迷っている場合は、養成講座の申込前ではなく、試験対策を追加する段階で対応先を確認すると無駄がありません。
合格率より大切なのは「受験まで続けられるか」
合格率の差が数ポイントなら、毎週の学習を続けられる講座を選ぶほうが重要です。リカレント通常講座の入講者836人に対して受験者は718人、ライブ通信は1,185人に対して983人、日本マンパワーは1,484人に対して1,239人というデータからも、入講者全員が同じ年度に受験へ進むわけではないことが分かります。
受験しなかった理由は公開データだけでは分かりません。途中離脱、受験時期のずれ、個人的事情などが考えられますが、根拠なく原因を決めつけることはできません。ただし、講座選びの段階で「予定どおり受講できない週が出たらどうするか」を考えておく価値はあります。
仕事が忙しい人は1週間の学習時間を先に作る
受講を始めてから時間を探すのではなく、申込前に平日と休日のどこへ学習を入れるか決めます。eラーニングや録画講義は時間の自由度が高い反面、後回しにもできます。リアルタイム授業は予定を固定しやすい反面、繁忙期と重なると振替が必要です。
「自由に学べるほうが楽」とは限りません。自分で締切を管理できる人は録画・eラーニング型、決まった時間に人と学ぶほうが継続しやすい人はリアルタイム型というように、自分の行動特性で選ぶほうが合理的です。
実技はロールプレイの練習相手を確保できるか確認する
実技試験には面接があるため、テキストを読むだけでは準備しにくい領域があります。養成講座中のロールプレイに加えて、修了後に練習会・対策講座・受講生同士のつながりを使えるか確認しておくと安心です。
日本マンパワーはスクーリングでグループワークやロールプレイを行い、受験生向けに実技対策オプションも提供しています。リカレントも応用実習や総まとめでロールプレイを扱います。どちらが十分かは、受講者自身の苦手度と追加練習量で変わるため、「公式カリキュラムにロールプレイがある」だけで安心せず、実際の練習機会を説明会で確認しましょう。
リカレントの合格率に関するよくある質問
リカレントのキャリアコンサルタント合格率は何%ですか?
令和6年度の指定講座データでは、通常のキャリアコンサルタント養成講座が83.1%、ライブ通信講座が80.9%です。いずれも受験者を分母とする目標資格取得率として扱うのが適切です。
「リカレントの合格率は83.1%」とだけ覚えるのではなく、どのコース・どの年度・どの分母かまで確認してください。年度更新で数字は変わります。
リカレントと日本マンパワーはどちらの合格率が高いですか?
令和6年度の受験者ベースでは、リカレント通常講座83.1%、日本マンパワー81.3%、リカレントライブ通信80.9%です。したがって、通常講座と比べればリカレントが1.8ポイント高く、ライブ通信と比べれば日本マンパワーが0.4ポイント高くなります。
この程度の差から講座の質の優劣まで断定することはできません。費用や学習形式、試験対策、通いやすさまで比較して選んでください。
合格保証制度があれば不合格でも返金されますか?
リカレントの「合格保証制度™」は合格そのものや全額返金を保証する制度ではありません。公式説明では、対象教科を受講して本試験に不合格だった場合、翌期の対象教科の受講料を免除する制度です。出席率80%以上などの条件があり、再登録料6,600円(税込)が必要です。
日本マンパワーを受講するとJCDAでしか受験できませんか?
養成講座を日本マンパワーで受けても、国家試験の受験団体がJCDAだけに限定されるわけではありません。ただし、同社が提供する実技試験対策講座はJCDA受験者向けと公式に案内されています。試験団体を決める際は、希望する対策講座との対応も確認してください。
教育訓練給付金を使えば必ず80%戻りますか?
必ず80%戻るわけではありません。専門実践教育訓練給付制度は、受給資格や講座修了後の状況など条件によって支給段階が分かれます。最大給付率だけを前提に予算を組まず、受講開始前にハローワークで自分の受給資格を確認してください。
申し込む前にリカレントと日本マンパワーへ同じ質問をする
最後に迷ったら、両校の説明会や個別相談で同じ質問をして比較すると判断しやすくなります。営業トークの印象ではなく、自分の条件への具体的な回答を並べてください。
- 今申し込めるコースの一般料金総額と、必須の追加費用はいくらか
- 欠席した場合、通学とオンラインを含めてどのように振り替えられるか
- 学科・論述・面接の国家試験対策は基本料金にどこまで含まれるか
- 自分が希望する開講回は専門実践教育訓練給付制度の対象か
- 修了後から本試験まで、質問・練習・教材利用などどの支援が続くか
日本マンパワーは2026年10月5日時点で、第35回11月開講コースを案内しており、受講期間は2026年11月17日から2027年4月16日、2027年7月試験向けとされています。申込期限や開催クラスは変わるため、この記事の情報だけで申し込みを決めず、必ず最新の公式ページを確認してください。
リカレントも開講時期や受講可能な校舎・オンラインクラスが更新されます。合格率は過去実績、開講日程は未来の学習計画です。過去の数字だけを見て、通えない日程の講座を選ばないことが大切です。
まとめ|リカレントの合格率は高水準だが分母とコースを確認しよう
リカレントのキャリアコンサルタント養成講座は、令和6年度の目標資格取得率が通常講座83.1%、ライブ通信講座80.9%です。ただし、数字の意味を正しく理解し、日本マンパワーなど他講座と同じ条件で比べることが重要です。
- リカレント通常講座の令和6年度実績は、入講者836人・受験者718人・合格者597人・目標資格取得率83.1%
- リカレントライブ通信は、入講者1,185人・受験者983人・合格者795人・目標資格取得率80.9%
- 入講者ベースで計算すると、リカレント通常71.4%、ライブ通信67.1%になる
- 日本マンパワーは令和6年度の受験者ベース81.3%、入講者ベース67.9%
- リカレント公式の「合格者数No.1」は、合格率No.1を意味しない
- 第32回国家試験は学科54.8%、実技61.7%、同時受験者の同時合格率45.8%だが、講座別実績とは集計条件が違う
- リカレント通常講座は一般料金499,400円で、学科理論・実技論述・総まとめまで一体で学べる
- リカレントライブ通信は一般料金398,200円で、録画講義とスクーリングを組み合わせる
- 日本マンパワーは一般料金396,000円で教材費込み・入学金なし、5か月で学ぶ
- 日本マンパワーは国家資格に加えてCDA資格の取得も可能で、試験対策オプションも用意されている
- 数ポイントの合格率差だけでなく、振替・学習形式・試験対策・総額を比較する
- 教育訓練給付制度の「最大80%」は条件付きなので、受講開始前に自分の受給資格を確認する
合格率を最優先し、試験対策まで講座内でまとまっていることに価値を感じるなら、リカレント通常講座は有力です。一方、一般料金を約40万円に抑え、eラーニングとスクーリングで学び、CDAや資格取得後のつながりも重視するなら、日本マンパワーは十分比較する価値があります。
どちらを選ぶ場合も、「過去の合格率が高いから自分も受かる」と考えるのではなく、修了まで続けられる日程か、学科と実技の対策を最後まで実行できるかで決めてください。講座選びのゴールは高い数字のスクールに入ることではなく、受験資格を取り、国家試験の合格まで進むことです。
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